2006-07-19から1日間の記事一覧

あとがき:解放の思想をめぐる対話

解放の思想といえば、あるマイミク(元あかねスタッフ。そういえば、あかねの存在を知ったのが、そのシンポジウムの二次会のときでした)とおもしろい対話が成立したことがありました。 「日本近代文学とは何だったのかを考える」というタイトルで、<講談社…

宮台真司:近代の最後の砦

シンポジウムの最後に、どういう流れからだったか、丸川哲史が「解放の思想が終わらない限り近代は終わらない」と語り、それに誰もコメントできず、その言葉でシンポジウムが終わった。宮台は意表をつかれた顔をしていて、ペペと神長は誇らしげに笑っていた…

記号としての上野千鶴子:女のダメはおばさんか

もう何年も前のことになる。まだ二十世紀だった頃の話だ。 何かの飲み会の流れで、スナックで男達だけになったときに、何人かが上野千鶴子の悪口で盛り上がった。上野千鶴子という名前が、彼等がステレオタイプに持っているフェミニスト像の一つの記号として…